なぜ私だけが苦しむのか? 斉藤武 岩波書店

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なぜ私だけが苦しむのか? 斉藤武 岩波書店
P5
なぜ、善良な人が不幸にみまわれるのか?
この問いこそが重要。これ以外のすべの神学的な会話は、気晴らしにすぎません。
その問いを一貫して突き詰めている本である。
P23
ヒトラーや凶悪犯罪者がしたことは、擁護できないが、
神がしたということであると、何でも正当化されてしまう。
その上、人間1人の価値は地球よりも重いものであるために、宗教的観念
からいっても、罪もない人の痛みに憤らないような考え方、人間の痛みを美学的価値に寄与する
ものとして容赦するような考え方には、納得する事ができません。
P36
最愛の息子を交通事故で突然失い、うちひしがり、怒りを伴っている人に
彼らの信じる宗教者の指導者から追悼の言葉の中で次のように語った。
「今は悲しんだり、涙を流すときではありません。今は喜びのときなのです。
何故なら、子供さんは汚れのないままでこの罪と苦しみの世界から天に召されました。
今彼は、苦しみも嘆きもない幸せな場所にいるのです。そのことを覚えて神に
かんしゃしようではありませんか。」
神の言葉を司る聖職者が、ふりかかった災難のゆえに神に感謝しなさいと告げているのです。
世界には不公平が存在するということを認めたくないとき、私達はふりかかってきた出来事は
本当にはそれほど悪いことではない、と思い込もうとすることがあります。
P70
起こる全てに理由はあるのでしょうか?
これがこの本の鍵となる部分かもしれません。
災難や苦痛は、本人の意志、神の意図など全く関係なく起こる。
説明がつかないことは世の中に沢山ある。
P80
昔の人は、ハリケーンなどの進路、火山活動で被害を受けた地域の
人達は不道徳な行いの天罰ということで諭されてきました。
ただ、現在では、ハリケーンの進路が不道徳な人が多い地域に進路を
とるなどといえるでしょうか?
そのように、自然は法則を持っていますが、我々には対処できないことが起きる。
P98 痛みに意味を与える。
熱いストーブや何かが突き刺されば痛みを感じます。
これは、人間や動物も同じです。ただ、人間だけは痛みに意味を感じます。
人間の最大の痛みは出産と肝臓結石ということにすると、
肝臓結石は機能不全による無意味な痛みになりますが、
出産は創造的な痛みです。
それは意味のある痛みですし、生命を与える痛みですし、何かに向かう痛みです。
P105 劣悪遺伝子を防ぐ
もし、病気の子供は産まれたときに死なす、また、健康の人だけに出産を許し、
怪しい人には出産を禁止するなら、悲劇の多くを防ぐ事ができるでしょう。
つまるところ、それこそ動物たちがしていることであり、それによって遺伝子的欠陥が
世代を超えて受け継がれていかないのです。
しかし、道徳的根拠からであれ、自分の利益からであれそのような考えを
誰がそのようなことに賛同するのでしょうか?
P110
人が死すべき運命にあるときはよいことです。と一般論を振りかざすことは、物事の
一面しか説明していないということを認識すべきです。
「死ぬということは、生きれうまれた以上1つの条件になる」
死を克服、延期することはできない。
もし、苦難がおきれば、「なぜ、私に」という問いを超えて
「こうなった以上は、私にできることは何か?」という問いに変える。
P116 人間であることの自由
人間は善と悪とが渦巻く世界に生きており、そのために、人生は複雑で痛みを
伴うものとなっている。動物はそうではありません。彼らの生はもっと単純です。
善だとか悪だとかという判断基準はありません。役に立つか立たないか、従順か否かは
言えますが、善い動物、悪い動物は彼にはありません。
「いい犬」「わるい犬」「いい天気」「わるい天気」というのは人間再度の解釈です。
P120 
動物は本能で生きている。職を失う不安。周りに気を使う努力なとしません。
ただ、生活のほとんどの領域で動物も楽ではありませんが、少なくとも動物は
道徳的にあれやこれや悩むこてとはありません。そしてその部分こそが
動物と人間にとって頭の痛い部分であり、心の痛む部分。
最後にすべての生き物は死滅する運命にありますが、そのことを知っているのは
人間だけです。もちろん、敵に襲われたときなどは本能的に感じますが、人間だけが
平和なときでも、死すべき運命にあることを思って死の影の谷にいきるのです。
自分はいつか死ぬんだというこの思いが、ある日、私達の運命を大きく変えていきます。
時間には限りのあることを認識しているからこそ、他人に優しくしたり、本を書いたり
してみんなの記憶に善く残ろうと努力します。
時間が有限だからこそ、私達の行為に価値があるのです。
P131 神はなぜヒトラーを殺して、何百万人を助けなかったのか?
人間に選択する自由を与えた以上、たとえそれが隣人を傷つける行為
であったとしても、神には防ぐ事ができなかった。

Author

岡部 正彦
岡部 正彦Japan homes Directer
Born in Japan in 1973. At University I learned Japanese History.

After graduation, I worked at a major Dental material company as a top salesman. In 2002 I firstly set my foot on land in New Zealand, and have started to engage in NZ Construction firm since 2004. From the 8 years' experiences at construction sites and sales experiences in Japan, I devote myself to satisfy customers from consultation to construction and after care services.

Within the first 4 years after the foundation, half of Japan Homes' customers were similar ages of mine. So that their life environment such as a number of children were also similar to mine therefore I was able to understand the customers' situations and wants more. Meanwhile there are also many customers of my father's generation, which is always appreciated because I can learn lots of good things from them.

We try our best to provide services that you satisfy, such as schedule, quality and after care service.

"I can trust you with any projects." "You are the man who I can rely on when I am in trouble." I enjoy working to get these words more times and to create as more smiles as possible.

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