2Fの床の音鳴りがひどいんです。というお声を良く聞きます。
対処方法を簡単に概算金額等も含めてご案内いたします。
音鳴りの最大原因は、
溝無しの釘で床板を固定しているため、床板があがったり、下がったりするために音が鳴っています。
ただ、正直申しまして、設計、材料、釘など原因が複数に及ぶため完璧に直すことは正直難しいです。そして、本格的にとなると床板をはがしての作業になるのでちょっと、大工事につながります。下記に一応(3BEDROOM2F)をサンプルにした例を挙げます。
①簡単な方法(経済的だが、仕上がりに満足できるかはお客様次第)
音鳴りの最たる原因が溝がない釘で床板を固定しているために、床板が上下、左右に動くためです。
補修の方法は、一旦カーペットをはがして、
溝がない釘を抜き、釘の横に溝があるねじを大量に打ち込みます。
この方法で、おそらく70%くらい軽減できるだろうという感じです。
(問題解決の残り30%は床下や床板JOINTからの音鳴りのため)
工事直後はかなり改善されても、再度、温度差などにより床板の隙間などがなくなり音などがなったり、
また、構造部分の歪が原因の場合などがあります。雨漏りと同様、各家により、色々なケースが考えられます。
工事費用は1000ドル+カーペット修復300ドル前後+GST
いままでは、大体、工事の際にカーペット交換作業をしています。
②床板を切る方法
既存の釘を抜いて、床板をはがします。ただ、壁の下の床板をはがすことはできないので、壁の手前10cmくらいの
ところに丸鋸を使用して、切ります。
それから、その部分にJOISTNOGといわれるサポート用の木材を通常40cm置きに入れていく地味な作業が必要です。
その際に床板の下の構造にあたる部分のFLOORJOISTとBOUDRYJOISTとの付根の部分も確認し補強します。
フレーム部分木材の音鳴りを確かめてから、床板を戻します。
このときに前述したように、床板のJOINTなどを注意しながらスクリューで固定していきます。
前述の①の工程に比べて、約3倍くらいの手間がかかりますが、これでほぼ完璧に持っていくことができます。
ビルダーの作業はは概算で2500ドルくらいでしょうか、もちろん家の大きさや状況により異なります。
その他、カーペットのことも考慮に入れなくてはなりません。
最後に、床の音鳴りは、それから床が抜けて、下に落ちてしまうなどの構造的な危険性は
限りな無いに等しいと言って過言はないでしょう。
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ニュージーランド 日本人 建築会社 ジャパンホームズ 代表 岡部 雅彦
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