今月にありました、お話です。不動産のスペシャリストではないですが、勉強になったことが
たくさんありましたので、記載します。
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数年前に投資目的でハウジングニュージーランドで2棟を購入されたお客様での事例です。
①購入時期
2007年
②購入金額
(為替 当時 NZ$80.00)
NZ$350,000
NZ$350,000
③投資内容
自己資金 NZ$200.000(30%)
融資額 NZ$500.000(70%)
弁護士費用 NZ$4.000
④現在も管理費用等毎月出ている状態のため、今回販売をお考えになられました。
⑤売却金額
損切りではなく、出資したお金が戻ってきて更にプラスαが欲しいという金額設定をご希望。
しかし、
購入価格が1件につき、350,000ドルであり、現在の査定が325,000ドル、売買時には弁護士費用が2000ドルほど掛りますため、
現在、325,000ドルのものを350,000ドルで売って、初めてNZドル価ではトントンとなります。
更に為替が購入時の80.00円に対して現在は63円くらいですので、1NZドル毎に17円の為替差損が発生します。
つまり350,000ドル×17円=約600万円の損が発生します。
よって、この600万円も取り返したい、となりますと、その分も上乗せして売却する必要があり、単純計算で95,000ドルの上乗せ、つまり、1件につき、
455,000ドルにて売る必要があります。 現在価格が325,000ドルのものを455,000ドルにて売る必要があります。
この数字を見てお分かりの通り、どうやっても無理(325,000ドルの物件を455,000ドルで買ってくれるお客さんはおりません。)
購入なされた時より、為替も円高となり、物件価格も下がってしまった為、この様な結果になったものであります。
なお、もし、通常に売却をした場合、つまり査定価格である325,000ドルで売却した場合、
弁護士費用を控除して手取りが2000万円ほどとなり、当初ローンを含め3000万円近くでの購入ですから、1件につき800万円の損が出ます。
⑥まとめ、
為替の影響、住宅価格の下落が最悪の形でていますが、
毎月出て行く費用も痛いですが、ここは、為替の回復を待つということで様子をみることになりました。
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ニュージーランド 日本人 建築会社 ジャパンホームズ 代表 岡部 雅彦
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