39歳までに組織のリーダーになる。
成長スピードを加速する。 柴田 励司 著 かんき出版
1章 できるリーダーにまなぶ10の強み
・高い視点をもち、スピーディーな意思決定をする。リーダーにとって、決断の先送りは致命傷である。
・時には前提条件を否定しよう。思わぬ解決策が生まれる。
・できるリーダーはメゲない。常に、目標を確認し、今、何をすべきかを自分自身に問い続ける。
・できるリーダーの周囲の人たちには「この人のためには一肌脱ごう」と思っている。
リーダー自身がこだわりに対して誠実で、周囲に対する目配り、気配りにも秀でているからだ。
2章 現役リーダーに学ぶ
・利害関係者が多く、時間の制約や能力の限界のような「修羅場」に遭遇したら、全力で乗り切れ。それは大きな財産になる。
・優秀な人であればあるほど「やれば何でもできると思いがち。しかし、「いくらやってもできなかった」挫折の経験は、無駄ではない。
挫折は、精神的にダメージを受けた人の心の痛みを学ぶ、絶好のチャンスである。
・勉強は強制されるものではなく、自ら進んでやるものだ。「勉強は楽しい!!」と言い切れる人は当事者意識も人一倍である。
・現役のリーダーは、現状に甘んじ、燃え尽きてはいない。常に、良いと思ったらなんでも「盗り」いれる挑戦者である。
3章 真のリーダーの仕事術
・真のリーダーは段取りと時間配分に秀でている。会議の進め方にも無駄がない。プレゼンテーションにおいても、何よりも理解してもらうことに前提を
にしている。これが生産性の高さの秘訣だ。
・腑に落ちない要求には、自分を抑えて対応する。
・既成概念に囚われないように意識を供給者側ではなく、マーケットに置いている。
・意識してスタッフと時間を共有し、辛抱強く相手の話に耳を傾け、誉め、叱り、フォローすること。こうした行為が周囲を「あの人と働きたい」と思わせている。
4章 できるリーダーが道を踏み外す原因
・周囲の無能さに批判的になったり、アドミ仕事を軽んじたり。こうした慢心に人心は離れる。また、本業で汗をかくことや人の採用を軽んじたり
していると、知らないうちに組織が崩れる。
・経営にはついてくるものと、追いかけるものがある。お金はついてくるもの。これを履き違えてはいけない。人は経済合理性だけでは動かない。
・スタッフとの1対1の関係つくりを忘れてはならない。そして、常に自分がボトルネックになっていないかを自問せよ。
5章 リーダーとして活躍しつづけるために
・リーダーとして活躍しつづけるためには、向上心と遊び心を忘れてはならない。そのためには、戦略におぼれず、現場に足を運び、スタッフとの意思疎通をまめに
することが大切。
・意識して優先順位の刷り合わせ部下としよう。また、部下と部下をつなぐこともあなたの役割だ。
・見た目の大事、気を配る。
6章 後継者育成プログラムを活かす
・10年後には、すべての仕事が「本業」になっている。競合環境にかつためには、あなた自身が専門性を確立し、その道のプロフェッショナルたれ。
・10年後には、「国境のない社会」が真のリーダーのホームグランドになる。世界を股にかけて活躍する
「モバイル、エンプロイー」を目指す。
・発想の泉を枯らさない秘訣は、「発想の横展開」。業種、業界のビジネスの枠組みを超えて、互いに応用し、新しい価値を生み出せ!
あなたの独創性と魅力が周囲をたきつけるだろう。
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周囲の無能さに批判的になったり、アドミ仕事を軽んじたり。こうした慢心に人心は離れる。
本業で汗をかくことや人の採用を軽んじたりしていると、知らないうちに組織が崩れる。
いかに上記のことを無意識の潜在意識にいれながら、
世界(最初はまわりの)の人の役にたてるように日々、プラス思考で挑戦することが大切。
人間、50歳になったら後継者育成のために自分の利益より、
いかに次世代の若者に新しい道をつくるのかを実践するかが大切である。
それが健全な人間界の新陳代謝だと考える。
また、そのくらいの寛大さを若者へ魅せないと、
「人間としての器量」が感じられなく、若者も自分が年をとることへ疑問を抱くだろう。
明治維新後、第二次大戦後などが良い例だろう。とにかく、若者へどんどんチャンスだすこと。
また、少なくとも、若者ががっかりするような行動はしないようにすべきだ。
戦争時代、多くの若い人が次世代のためと命をかけて作ってくれた
時代に今生きています。自分の利益だけを追い求める姿はやめよう。
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