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オークランドの町が醜くなる?

オークランドカウンシルは、今後3年間にわたって建設される住宅のうち、「値頃感のあるもの(Affordable)」と区分される住宅はわずか800戸であることを推測している。財務大臣のBill English氏は、新住宅の需要に応えるためにはオークランドの景観が多少損なわれるのを覚悟しなければならないと述べているが、労働党は惨事になると主張している。


NelsonやQueenstownとは異なり、オークランドにはオークランド特有の良さがある。しかし現行の住宅価格が2007年のピーク時よりも37%も高いこともあり、English氏によると景観への配慮に打撃を受けることになる可能性があるという。「もしニュージーランド人の90%が購入することができない住宅が集まる都市ならば、いくら美しくデザインされていたとしても、そのような都市を創る意味がない。そういう意味では、景観が多少損なわれても仕方がない。」


2016年までに7000戸から8000戸の新住宅を完成するという目標に順調に進んでいると、オークランドカウンシルが発表したに伴って、このEnglish氏の発言が明らかになった。


「しかしこの話には裏がある。カウンシルはその新住宅のうちのわずか800戸を”値頃感のあるもの”と推測しているのだ。」れでは初回住宅購入者の手助けには全くならないのだが、住宅建設相のNick Smith氏は今朝The Nation氏に対して、後続の影響は役に立つものになると述べた。


「新住宅が建設され、それらの多くが$700,000から$800,000の価格帯であれば、新しく来た人たちはそれを受け入れ、それによって安価帯の住宅が解放されることにもなるのだ。」と同氏は言う。


しかし「景観を損なう」のは新開発である。より小さく、快適で、購入し易い商品 – それがオークランドの未来であり、我々はもっとそういうものが必要なのだ。」

それ故、「quarter-acre dream」はもはや消え、アパートメントの出番である。副市長のPenny Hulse氏は、それが初回住宅購入者の現実だと言う。



「我々を取り巻く住宅環境の選択肢を見てみると、アパートや連棟住宅やその他のより購入し易いカテゴリーのものを購入するチャンスである。」しかし労働党はそうは思っていないようだ。

「彼らの考えというのは、貧困な人々は、より小さく、より低い天井があり、狭いドアばかりの靴箱みたいなアパートに住むべきであり、それが住宅市場危機への答えだと思っているのだ。」と労働党の住宅市場広報のPhil Twyford氏は主張する。

政府によると、2016年までに8,000戸以上の新住宅を目標としており、8月には4度目のSHAエリアの発表が行われる。



筆者見解

これは、精神と経済面の両面から見て、非常に難しい問題だが住宅に対してこだわりや暖かさというものがなくなると非常に無機質で芸術性もなく、「家はただ寝るだけ」という思想に陥ってしまうのではないかと思ってしまう。そうなると、家族の幸せの形にも影響を及ぼすだろう。自分は職業柄、やはり家にはこだわりを持ってしまうために、個性も機能性もない住宅建設には反対である。しかし経済面で考えてもニュージーランド国民が持てないような価格帯の住宅をどんどん建設するのはもちろん問題であるため、多方面での経費削減政策や安い中にもこだわりを入れることができるのでそこは、政府に是非取り組んでもらいたい部分である。個人的にはやはり、築後40年以前の家の方が趣があって好きで、再び、命を吹き込むような作業がたまらなく楽しい。


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