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日本在住の不動産投資家、ふりーパパのブログ

日本在住の不動産投資家、ふりーパパの物件の工事をさせていただき、不動産投資という

視点から今回の工事についての見解を述べられています。

日本在住の不動産投資をお考えの方には参考になる実話だと思いますので、

ブログで紹介させていただきます。

本文 >


東日本大震災で被災された方には、心からお見舞い申し

上げます。また、クライストチャーチで被災された方にも重ね

てお見舞い申し上げます。

もう、クライストチャーチの大震災から3か月以上経とうとし

ています。すでに、NZのクライストチャーチの大地震が過去の

事象の如くなっています。日本のテレビでは、4月上旬になって

ようやくクライストチャーチのビル崩壊での行方不明者全員の

遺体の身元が判明したというニュースくらいしか報道されてい

ません。もちろん、それくらい今回の東日本大震災の影響が大

きいのだと思います。

■同じ地区への不動産投資のリスク

私も不動産を所有している場合の「地震のリスクの大きさ」

を痛感しています。私の不動産の大半は、東京の目黒区と世

田谷区にあります。千葉の浦安地区だけでなく、世田谷区で

も東日本大震災でも損傷を受けたマンションなどもありまし

た。また、その後のテナントの家賃不払いなどのリスクも顕在

化しています。同じ地区に、不動産投資をするリスクの大きさ

を感じています。

NZでは、北島のNZ一の大都市であるオークランドで不動産

投資をしていますので、南島クライストチャーチの地震の影響

は全くありませんでした。日本の知人から、投資しているNZ不

動産は大丈夫でしたかという多く聞かれました。クライストチ

ャーチとオークランドは600キロ以上も離れているのに、NZを

知らない人にとっては、同じようなもののようです。

大震災以降、クライストチャーチからオークランドなどの大

都市へ転居する方が増えて、オークランドの賃料も上昇傾向

にあります。これはクライストチャーチがNZ一の観光都市であ

り、今回の震災によって、経済の中心である観光産業が大打

撃を受けたからです。

私は、オークランドの投資物件に関しても地震リスクなども

含めて見直し、基礎部分の補強工事をすることにしました。な

んせ築100年の木造物件です。クライストチャーチのような大

地震が発生すれば間違いなく倒壊するというリスクを負って

いることを再認識したからです。

たまたま地震発生直前の2月上旬にオークランドへ行ってい

て、内装の変更などを依頼しようとしていた日本人の経営す

る建築会社「ジャパンホームズ(※)」の岡部社長と知り合いに

なったこともあり、建物基礎の補強工事の見積もりをお願いし

ました。実際には、古い建物で結構難しい工事になるかと考え

ていたのですが、現在の耐震構造までの補強工事という案を

出して頂きました。

見積もりに添付されていた写真を見ると、オークランドでは

過去において大きな地震がなかったということもあり、簡単な

基礎の上に2階建ての建物が建っているという、ほとんど基礎

の低をなしていない状況でした。これはまずいと考えて、早速

補強工事の依頼をしました。

■継続的なメンテナンスも重要

どこの国においても、やはりお客様であるテナントを大切に

することは重要と思います。安全に快適に住んで頂くというこ

とが、オーナーとして最も重要です。NZで所有物件は大地震

の起こったことのない場所で、そこまでする必要があるのかと

冷ややかな目でみられているかもしれません。しかしながら、

簡単に倒壊しそうな建物に住んでもらうことは大きな問題で

す。

また、仮に建物が耐震構造だとしても、きちんと継続的にメ

ンテナンスをすることが大切です。東京でも今回の大震災で

いくつかの被害を受けていますが、特に築年数が古くメンテナ

ンスが十分でなかった物件は、大きな被害があったようです。

所有物件に関しては今後とも必要に応じて、リフォームなど

を続けていく考えです。投資リターンは下がりますが、これが

不動産投資というものに必要なことだと考えているからです。

海外の不動産投資だからといって、何ら変わることはないと考

えることが重要だと考えます。

今後も、この話題については取り上げていこうと思います。工

事の仕上がり具合などについても報告していくつもりです。

※ジャパンホームズ https://japanhomes.co.nz/

// この文章は「満室経営新聞6月号」より転載させていただいております。 //

洗練された投資家 ふりーパパ

1980年代後半から不動産投資開始。

5年ほど前にサラリーマン生活を卒業して、不

動産投資や株式投資などにて、生計を立てる。

不動産投資に必要な頭金を株式投資などの

紙の資産への投資をし、それを元手に借入金

を起こして不動産投資をしているのが特徴。

http://freepapa.enjyuku-blog.com/

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