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結果を出すリーダーはみな非情である を読んで その1

結果を出すリーダーはみな非情である を読んで 

内容紹介

明治維新も第二次大戦後の復興も、革命の担い手はいつの時代も、企業でいえば課長クラス、ミドルリーダーだ。

日本も今の混迷期を脱するには、ミドルリーダーの踏ん張りが欠かせない。

社長も含めて上司はコマとして使い、最大の成果を上げる–。

自分がトップのつもりで考え行動するリーダーシップの鍛え方とは?

著者について

冨山和彦(とやま・かずひこ)

経営共創基盤(IGPI)代表取締役CEO。ボストンコンサルティンググループ、コーポレイトディレクション代表取締役社長を経て、

2003年に産業再生機構設立時に参画しCOOに就任。

解散後、IGPIを設立、数多くの企業の経営改革や成長支援に携わり、現在に至る。

オムロンやぴあの社外取締役、朝日新聞社社外監査役のほか、多くの政府関連委員を務める。

1960年生まれ、東京大学法学部卒、スタンフォード大学経営学修士(MBA)。




1、

部長より、社長より課長のほうが現場を知っている。

上からも下からも1次情報が入ってくる。

2、なぜ、若い者にリーダーシップが必要なのか?

「安定期(=平時)はうるさい奴はいらないが、変革期(=有事)はいる」

維新後、戦後も、戦国時代もとにかく、うるさい若い奴らが時代を変えてきた。

しかもし、実際に変えてきたのは中堅どころの課長クラス。

日本は「現場力」で成り立っていると言っても過言ではない。

また、右肩上がりの時代で現場が何をするかをはっきりするのがわかっていた時代はそれで良かったが、

現代のように混迷しているときは駄目。

また、日本人は「早期に切る」ことをしない。

保守派、革新派ともに誰にも良い顔をしたがるため。

そして、傷が大きくなってどうにもならなくなってから、決断をするので、被害が大きくなる。

太平洋戦争が最たる例。もっと早めに辞めることができた。

とにかく、課長という小さいグループの長にいるときから、ストレスを受け入れて社長の視点で

ものを考えていないと、シビアな選択が迫られたときにできない。

3、

現場に支配されると会社はつぶれる。

現場の人は大多数が万年野党で文句は言うが、建設な代替案はなしで、責任を負うこともできない。

4、

1990年以降日本は緩やかに衰退している。

会社にも寿命があり、SONYとAPPLEを比べるのはナンセンス。

新しい会社でないと、新しい発想は難しい。

・現代の若者は公務員志望が多い。しかし、公務員は生産はしていないので、その層ばかりが増えても

日本の経済は良くならない。また、不満はそれほどないようですが、それは、親のスネをかじっているだけ。

親の庇護がなくなったら、大きな国の借金も背負うし、そのことは考えているのだろうか?

それと、嫌でも、グローバリゼーションで外国の労働者に仕事はとられていくのでそのことも考えているのだろうか?

5、

・できるやつはリスクをとる

大手に入るよりも、いろいろと勉強ができてストレス耐性のつく外資に行く。

・日本は、いままでは、コンベアの上で大量に均一性のものをつくるために、均一性の人間が求められたが、

外国は違うし、能力があればどんどん稼げる。また、能力がある人間がいないと会社がつぶれる。。。。

正直、できる人ができない人の手助けをするという構図はビジネスの世界ではありえない。

狩りに例えると、分かりやすいが、凶暴な虎の前で仕事が遅い奴のために、全体が遅れると全滅する可能性がある。

・日本は、会社は資本主義、社内は社会主義という構造を作り上げてしまった。

とにかく、結果主義、能力が問われる現代は「サラリーマン共和国」の中で他責ばかりが得意な

日本人が多いが、そんなことをしている暇があるなら、自分たちや日本が生き残るための策を必死に考える必要がある。

6、中間層の縮小は産業構造の変化で起こる。政策で変わるものではない。

そのために、政府がすることは、新規の産業などをより奨励したりするほうがよい。

現代のネットの影響で色々なビジネスが起こり、すたれていく。

日本は、優秀な人材は公共財。そのために、人材にはもっとお金を使う。社会を豊かにしてくれる。

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