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餃子屋と高級フレンチではどちらが儲かるか?

餃子屋と高級フレンチではどちらが儲かるか? 林 あつむ 著 ダイヤモンド社

社長が会計について勉強が足りないから会社をつぶす。 とのことで肝に銘じて読みました。もちろん、全てを理解できたわけではありませんが、 素人にも分かりやすく物語を挿入しながら解説しています。

1章 会計はだまし絵、隠し絵だ。

有名な老婆と若い女性のだまし絵を使いながら 会計で会社の本質を全ては見抜けないし、幾らでもだますことができる。

と述べており、改竄が可能ということを改めて述べています。 よって会計をしらないことへの危険性を訴えています。 最低限の会計知識を勉強することが必要。

2章  現金製造機の効率をあげる

バランスシートを理解する 通常左側が資金の運用状況 右側が資金の調達先を示している。

3章 大トロはなぜ儲からないか?

1貫 100円のコハダと 1貫 500円の大トロではコハダのほうが儲かると図解で説明

現金の回転速度を速めることが現代の会計の基本であると理解しました。 資金を眠らせる期間をできるだけ短くする。

スーパーの深夜営業> 昔は夕方の賞味期限近くの安売りをし、利益を減らしていた。 だが、現在では多くのお客様が深夜でも買い物にくるので 逆に利益が増えることも明らかになってきている。

なぜ、在庫が増えるのか> 売り上げが下がるのが怖いから、品種を増やす。そうすると、どれも中級レベルの商材になる。 そのため思っているほど売れない。在庫は増える。悪循環。 ブランドも品種も絞る。 この考えは大いに役に立ちました。ジャパンホームスは色々サービスの幅を 広くしすぎて結局はスピードや専門性が落ちているのでもっと、サービス内容を絞り 専門性を高めてお客様に対応する。

キャッシュフロー計算書>

営業CFの使い道は 投資用。固定資産(現金製造機)の購入 財務用。銀行(借り入れ返済) 株主用。配当金支払い

4章 テストの見直しをしない子は成績が悪い

月次決算をすることで修正(テストのみ直し)ができる。 ジャパンホームスでは毎月、各現場ごとで利益計算と各現場の むり、むら、むだをあぶりだしています。 探し出したり計算するのも大変な時間とエネルギーが 必要ですが、2年間でかなりの改善ができました。

経営サイクル PLAN年間カリキュラム)-DO(業務活動) -CHeck(月次決算)-Action(弱点箇所の補修)

経営ビジョンを持つ

会社がどこへ向かうかの方向(北極星)をもつ。 最近聞いている戦略の本でも 現場の改善ばかりでは社員のモチベーションが下がる。 よく分からないが遠くで燃えている火のほうがモチベーションがあがる。 よって、確固とした。経営ビジョンを建てる。

5章 餃子やと高級フレンチではどちらが儲かる?

利益の構造がまったく違うため一概には言えない。 もし、ニュージーランドでビジネスを考えるのではあれば 自分の見解では、3章の例からも現在は薄利多売をベースにするほうが 商売はしやすのではないかと考えます。

6章 シャネルはなぜ高い

シャネルは高くても買う。 ブランドとは見えない現金製造機。ビジネスモデルの確立。 1度ブランドを確立することの重要性を解説。その後は、業種が違ってもブランド力があるため 商売がしやすい。 ジャパンホームスは料金体系はもちろんのこと、 あの会社へ任せておけば安心だというブランドの確立をめざします。

7章 整形美人にご用心

バランスシートでは大きく減ったり、増えたりしている科目に注意 粉飾の疑いあり。

8章 殺風景な工場ほど儲かっている

製造原価をさげるには 工場の維持費 材料費 製造スピード

ジャパンホームスに当てはめると、 余分なオフィッスをもたない。 余分な資材の在庫を持たない。 作業スピードを上げる。(少ない時間で現金を生む)

9章 進むか退くか

会社、社長は 機会損失を避けることの意思決定連続といってよいと理解しました。 ジャパンホームスでも下請け業者を含め どこに、誰を、いつ、作業させるかによって大きく成果がかわってくるため 仕事受注のから初め、作業、アフターなど今後とも考慮が必要。

10章 シャーロックホームズの目を持て

返品(やり直し)は最悪の事態。 お客様の信頼を失う。 無駄な予定組み換え作業 他の現場で上げられる予定の売り上げの損失 無駄材料費

など考えさせられました。やし直しが出ないようさらに打ち合わせの強化、お客様の視点にたつなどを 強化していく。

11章 会計のトリックにだまされるな

決算書は嘘をつける だが、 大きな金額の変化は気をつける キャッシュフローは嘘をつけない。

逆粉飾を見破る 日産自動車がした手法。

最後に これからの経営の4つの視点

1財務の視点 2顧客の視点 3業務の視点 4学習と成長の視点

から会社を見ていく。

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